
12月7日、オーチャードホール。
キングクリムゾンのライブを観てきました。
前回の来日公演も行ったので、
2回目のクリムゾンだーとフワッと考えていたら、
なんと12年ぶりの来日公演だったらしい。
そんなに時間が経っていたなんて…。
12年前はもうちょっと尖っていたような気がするロバート・フリップも、
ファンサービスたっぷりの選曲で、嬉しいような寂しいような。
でも前回は、有名な曲なんてRedくらいで、
他はヌーヴォ・メタル推し推しのセットリストだったので、
今回の選曲にはファンとしてただただ涙するばかり。
21世紀の精神異常者やクリムゾンキングの宮殿なんて、
まさか生で聴ける日が来るなんて思ってもみなかった。
というか、聴けないはずの曲だった。
進化し続けるバンド「キングクリムゾン」を応援する者として、
過去の楽曲を聴きたいなんて、
口が裂けても言えない、許されないものだった。
そっと心に閉まっておくしかない願望だった。
Starlessを聴いている間、
僕の心は70年代のイギリスにタイムスリップしていましたね。
欲を言えば、せっかくトニー・レヴィンがいるので、
Disciplineからのナンバーも聴きたかったですね。
トニー・レヴィンと言えば、開演前、
「トニー・レヴィンがカメラを持ったときだけ撮影OK」
のアナウンスにどっと湧く客席。
ライブ後半、撮影タイムが始まるやいなや、
ちゃっかり照明を真っ赤にして、
妖しい雰囲気をかもしだすクリムゾンかわいい。
